
Netflix「三体」の配信やAIブームの影響で、SF小説への関心がかつてないほど高まっています。本記事では、中国発の壮大なハードSF、科学で世界を救うスリラー、テクノロジーと人間の境界を問う思弁的SF、日本SFの新鋭の短編集、少年の冒険SF、そしてAI研究者×SF作家の共著と、多彩な6作品を厳選しました。SF初心者にもベテランにも発見のあるラインナップです。
この記事のポイント
SFは「ありえない話」ではなく「ありうる未来の思考実験」です。宇宙の果て、異星文明、並行世界、AI社会——6作品はそれぞれ異なる切り口で「人間とは何か」を問いかけてきます。

アンディ・ウィアー, 小野田 和子 / 早川書房
『プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)』— 科学で世界を救うスリラー
記憶を失った科学者が宇宙船で目覚め、地球滅亡の危機に立ち向かう。科学的問題解決の面白さが詰まった世界的ベストセラー。

樋口 恭介 / 早川書房
『Executing Init and Fini』— テクノロジーと人間の境界【2026年3月新刊】
SF作家・批評家の樋口恭介の最新長編。プログラムの初期化と終了処理をモチーフにした思弁的SF。

伴名 練 / 早川書房
『なめらかな世界と、その敵』— 日本SF新鋭の珠玉の短編集
並行世界、AI、時間SF、百合SFなど多彩なテーマを圧倒的な文学性で描く伴名練のデビュー短編集。

森見 登美彦 / KADOKAWA
『ペンギン・ハイウェイ』— 少年の知的好奇心と不思議な夏
町に突然現れたペンギンの謎に挑む小学4年生の冒険。日本SF大賞受賞、劇場アニメ化。SFの入門に最適。

カイフー・リー, チェン・チウファン, 中原 尚哉 / 文藝春秋
『AI 2041』— SF×技術解説で20年後を覗く
AI研究者×SF作家の共著。10編のSF短編と技術解説で、自動運転・教育AI・量子コンピューティングの未来を予測。
図書館で借りる
6選の書籍は多くの図書館に所蔵されています。
『ペンギン・ハイウェイ』が最も読みやすい入口です。次に『プロジェクト・ヘイル・メアリー』で海外SFの面白さを体感し、『三体』でスケールを広げるのがおすすめ。
6冊すべて多くの図書館に所蔵されています。特に『三体』と『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はベストセラーのためほぼ確実に見つかります。
原作は3部作で、Netflix版は全体を再構成しています。原作はより物理学や文明論に踏み込んでおり、ドラマでは描ききれない思弁的な深みがあります。
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