コンビニ人間
村田沙耶香
文藝春秋
3人がBookToneで本棚に追加
Convenience stores
この本について
コンビニで18年間バイトを続ける古倉恵子を主人公とした現代小説。恵子は結婚も出産もしない36歳の女性で、コンビニでの仕事に完全に適応し、そこでの役割に自分のアイデンティティを見出している。周囲からは「普通」の人生を歩むよう圧力をかけられるが、恵子にとってコンビニこそが自分らしくいられる場所である。社会の「普通」という概念に疑問を投げかけ、現代社会における個人の存在意義や自己実現のあり方を軽妙な文体で描いた作品。第155回芥川龍之介賞受賞作品。
- ページ数
- 176ページ
- 出版日
- 2018-09
- ISBN
- 9784167911300
- 言語
- 日本語
キーコンセプト
社会の普通への疑問労働とアイデンティティ現代の孤独と適応非典型的な生き方
こんな人におすすめ
社会の「普通」に違和感を感じている人や、現代社会での自分らしい生き方について考えたい人におすすめです。また、働くことの意味や現代女性の生き方について深く考察したい読者にも適しています。
目次・章構成
第1章コンビニという居場所
コンビニバイト歴十八年の古倉恵子の日常と、彼女にとってコンビニが唯一の居場所であることが描かれる。周囲から見れば異質な彼女の生き方が浮き彫りになる。
- 十八年目のベテラン
- 完璧なマニュアル人間
- 店内アナウンスへの情熱
- 普通じゃない私
第2章世間の目と期待
三十六歳になっても正社員にならず結婚もしない恵子を心配する家族や友人たち。社会が求める「普通の人生」との乖離が明確になる。
- 家族の心配
- 友人たちの結婚ラッシュ
- 就職への圧力
- 社会の「普通」という基準
第3章白羽の登場
新たにバイトに入った白羽という男性との出会い。彼の持つ社会への強い不満と、恵子との奇妙な関係性が始まる。
- 新しいバイト仲間
- 社会への不満と怒り
- 奇妙な提案
- 利害の一致
第4章偽りの同棲生活
白羽との同棲を始めた恵子は、周囲から「普通になった」と安心される。しかし白羽の怠惰な生活と恵子のコンビニへの執着が対立する。
- 形だけの恋人関係
- 周囲の安心と変化
- 白羽の本性
- コンビニから離れる不安
第5章本当の自分への回帰
白羽との関係に終止符を打った恵子は、再びコンビニという自分の居場所に戻る。社会の期待に応えるのではなく、自分らしい生き方を貫く決意を固める。
- 関係の破綻
- コンビニへの想い
- 自分らしい生き方の選択
- 新たな出発
読者データ
BookToneで3人がこの本を本棚に追加しています。
2
読了
0
読書中
1
読みたい
この本を読む
提供