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カンガルー・ノート

安部 公房

新潮社

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小説・文学

この本について

安部公房の遺作となった幻想的な長編小説。突然脛にかいわれ大根が自生した男が、謎の医院で麻酔をかけられ、生命維持装置付きのベッドに固定されるところから物語が始まる。医師から硫黄温泉行きを宣告された主人公は、動くベッドに乗せられ、坑道から運河、賽の河原から共同病室へと続く奇怪な冥府巡りの旅に出る。現実と非現実の境界が曖昧な世界で、主人公の意識と身体の自由が奪われていく様子を描きながら、現代社会における個人の疎外と不条理を鋭く描写した作品。安部公房特有の実験的な文体と超現実的な設定により、読者を不可思議な文学世界へと誘う。

出版日
1995年01月30日頃
ISBN
9784101121246
言語
日本語

キーコンセプト

身体の異変と疎外現実と幻想の境界医療システムの不条理冥府巡りの旅個人の自由の喪失

こんな人におすすめ

安部公房の実験的文学や超現実主義に興味がある読者、現代社会の不条理や個人の疎外をテーマにした深い文学作品を求める人におすすめです。

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