日本中世の非農業民と天皇(上)
網野 善彦
岩波書店
この本について
天皇と結びつくことで諸国の自由通行権などの特権を享受し、山野河海という境界領域に生きた中世の「職人」の姿を通じて、天皇制の本質と根深さを問うた代表的著作。供御人に関する史料の再検討から「大地と海原」への天皇の支配権とその淵源にある「本源的権利」に迫る第一部は、論文発表時から学界に衝撃を与えた。 凡 例 まえがき 序 章 1 津田左右吉と石母田正 2 戦後の中世天皇制論 3 非農業民について 第一部 非農業民と天皇 第一章 天皇の支配権と供御人・作手 序 一 中村直勝の所説をめぐって 二 蔵人所発給文書について 三 各種の供御人・作手について 四 供御人の特質 五 天皇支配権と供御人 結 第二章 中世文書に現われる「古代」の天皇──供御人関係文書を中心に 序 一 南北朝期以前について 二 天皇の伝説化と文書の偽作 結 第三章 中世前期の「散所」と給免田──召次・雑色・駕輿丁を中心に 序 一 散所召次について 二 散所雑色について 三 駕輿丁について 四 その他の「散所」について 五 給免田制について 結 付論1 「惣官」について 付論2 蔵人所斤について 付論3 脇田晴子の所論について 第二部 海民と鵜飼──非農業民の存在形態(上) 第一章 海民の諸身分とその様相 序 一 中世海民の諸身分について 二 浪人的海民 三 職人的海民 四 下人・所従的海民 五 平民的海民 結 第二章 若狭の海民 一 「浦」の成立 二 漁場の成立 校 注
- 出版日
- 2024年02月17日頃
- ISBN
- 9784003840030
- 言語
- 日本語
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